BIG AUDIO DYNAMITE2の話

BIG AUDIO DYNAMITE2の話

プライマルの記事でCDを整理してたら、面白いものがでてきたので、その話をします。

Big Audio Dynamite

big audio dynamite2みなさんご存知でしょうか?

CLASHのミック・ジョーンズとドン・レッツが作ったバンドです。なんやかんや解散や再結成繰り返してますが、ミックジョーンズは、ずっとbad2です。

CLASHが好きで、20代の頃よく聴いてました。(今でも聴いています。)

映画”ルードボーイ“も何回も見ました。

ジョーストラマーに憧れてテレキャスターも買いました。(このテレキャスターは、近々レストア予定)

20代の頃にはとっくに解散してたんだけど、友達にCD借りてカセットテープにダビングしてギターもコピーしましたよ。

パンクバンドなんだけど、レゲエやロカビリー、ラップなんかもやってて、当時は、頭ひとつ飛び出たバンドでした。

CLASHの肝は、ドラムのトッパー・ヒードンだと思うんだけど、どう思う?

いやいや、わかってますよ。
CLASHは、ジョーの声が肝だろ“と。
ただですね、かっこいいドラムなんですよね。

タイトで正確なドラミングは、テクノレベルの低いと思われがちな、パンクバンドにインテリジェンスを与えていると思うのですが。

THE JAMのドラマー(名前忘れた)もタイトでかっこいい演奏でした。

件のトッパー・ヒードン、正規メンバーじゃないんですよね。

ちょっとここでいい話

CLASHでドラマーをやってた頃、楽器店でバスドラを購入されたそうです。そのバスドラが調べてみると盗品であることが発覚しました。どうも何処かのオーケストラで所有していたものだったそうです。

そこで彼は、丁重にそのオーケストラにバスドラをお返しして、一緒に演奏したとかしないとか、ってゆうのをなんかで読んだような気がする。

1番好きな曲は、”rock the casbah”ですね。
トッパー・ヒードン叩いてねーじゃん
ごめんなさい。

“the guns of brixton”も好きですね。
この曲、ベースのポール・シムノンが唯一ボーカルをとるナンバー。ベースがかっこいい。

ベースライン弾きながら歌うの難しいらしい。すごいなぁと思ってライブの映像みたらジョーのギターとベース交換して、本人ベース弾いてなかった

きつめのエフェクトの効いたギターの裏打ち弾きながら歌ってました。ちょっとがっかり。

なかなかbad2の話にならないけどもうちょっと我慢して下さい。

CLASHは、ミック・ジョーンズがボーカルをとる曲も多く名曲が多い。

やっぱり”stay free”が1番かな。離れてしまった友達のことを歌った曲。

今夜ばったり酒場で会ったら一杯おごってくれよ

道を別ち、離れていった友達への想いと自分の歩んできた人生への自負が歌われています。泣ける。

SUPER BLACK MARKET CLASH

CLASHのシングルB面集的なアルバム。いつ購入したか覚えてない。

ジャケットが最高!お巡りさんに1人で立ち向かうドレッド

プライマルの記事にも書いた”jail guitar doors”も入ってます。

トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズのカバー、”pressure drop”がいいですね。

“rock the  casbah”のダブバージョン(←またでた)
“mustapha dance”なんてのもあります。

今でもそうなんだけど当時の僕は、アルバムを買うよりライブ盤やシングル、カバーアルバムなんかをよく買ってますね。話を戻します。

THE CLASHの曲をあらかた聴いて、もっと聴きたいと思ってましたが、すでに解散したバンド。新譜なんかでるはずもない。
(cut the  crap は、怖くて聴いてません。)

そんな時に見つけたのがBIG AUDIO DYNAMITE2なんですね。

F PUNK

CLASH解散後、ミックジョーンズは、肺の病気を患っていたそうです。(なんかで読んだ)

その印象もあって、当アルバムのボーカルは、ちょっと元気がない。じゃあダメなの?

そんなことありません

bad2は、ダンスやヒップホップを取り入れていて、リズムセクションが強調され、ギターは控え目。ロックぽくはないです。

なので大きな声で歌うより、ボソボソ歌うほうが曲調にあっています。

アルバム全体の印象は、CLASH後期の感じに似てるかな?つまり僕は、CLASHの続きだと思って聴いていたのでした。

I turned out a PUNK

一曲目がこれ!

“俺はパンクになった” と声高に、もといボソボソと歌われます

ジャケットをみてもわかるんですが、ロンドンコーリングのオマージュとファンクへの啓蒙を洒落で表しています。

(P funk→F punk)

パンクと逆のベクトルで、”俺はパンクだ”と歌うのは、ミック・ジョーンズしかできないよ。だから、声高でなくボソボソ歌ってるほうがかっこいい。

psycho wing

3曲めの”psycho wing”がいい。

ギター控えめっていったけどギターバッキングではじまる!
ボロいスピーカーからでてるような音で、ずっとバックで流れています。

ギターもリズムセクションのひとつとなってますが、 ファンクのそれではなく、実にロック的なんですよね。

サンプリング音源も効果的に使われています。女性の悲鳴のような声、馬のいななき。

曲の終わりの方で入るピアノがすばらしい

YMOのライディーンも最後のピッコロ?が効いてます。コーダーでオーガニックなパートが入ってくるのは、作曲のテクニックかも知れませんね。

gonna try

あらためて聴いてみると結構ギター入ってますね。

5曲めの”gonna try”は、中近東の民族音楽みたいなので始まり(サンプリングかな?)ワン ツー スリー フォーのカウントでヘロヘロのギターバッキングがはいりロックになります。

このパターン、気に入っていたのか、よくでてきます。

it’a jungle out there

6曲めの”it’a jungle out there”は、打ち込みが気持ちいいナンバー。

これも中近東やアジアの民族音楽ぽいです。

ボーナストラック

11曲め”what about love”のあと(この曲もかっこいいんですよ)4:45あたりからボーナストラックがはじまります。

これがなんとデビッドボウイのサフラジェットシティなんですよ。大サービスですね

ここでもワン ツー スリー フォーのカウントでギターがジャーン ジャーン ジャーン ジャーン ジャッ ジャッってはじまります。

上がる曲ですよね。このCD買ってよかった。
当時の自分、えらいぞ。

wham bam thank you ma’am!

このアルバム売れたのかな?

ミックジョーンズ本人は、タイトルといいジャケットといいかなりの自信作として世に出したと思うんだけど。

BIG AUDIO  DYNAMITE2の1番のヒット曲は、”rush”って曲なんだけど、マイク・マイヤーズのでてる映画のサントラに入ってるテイクが好きです。

so i married an ax murderですね。i tuneで配信してます。

マイク・マイヤーズってボヘミアンラプソディーに出てたらしいんだけど、わかりませんでした。

bad2のF PUNKは、ちょっと世に出るの早すぎたね。

まとめ

サフラジェットってなに?