失恋ソングベスト

失恋ソングベスト

恋愛の歌は、正直苦手なんですが洋楽とか何歌ってるかわからないので歌詞カード見て気づく場合もあるので概ね良しといった感じで聴いています。

この世の歌の半分以上ラブソングなんだ

とポールが言ってたような気がしますが言われてみればそうです。

ただ失恋にまつわる歌も多いわけです。名曲も多く恋愛サイコーって曲より心惹かれるのはやっかみでしょうか?

失恋ソングベストはじめます。

Song for the Dumped

ベンフォールズファイブの曲。

黒のTシャツも俺のだぞ。

いけしゃあしゃあと持論をぶちまけて去っていった彼女。どんだけ金使ったと思ってるんだこのビッチが!

未練がましい男の恨みがうたわれます。ただこの曲、痛快この上ないですね。むしろ清々しい気分になれます。

失恋で失意の女性は、絵になるかもしれないですが男は間抜け。便所に行って泣いたら?

ギターレスでピアノ、ベース、ドラムのスリーピースバンド。

CDの帯に

ビリー・ジョエル ミーツ パンク

ってあったけど要するにそうゆうことです。

ピアノもカッコいいけどこのブリブリのベースは、なんなんでしょう。

ギターレスで中音域が少ないのをカバーしてるんだと思うんですが狙ってやってたのか苦肉の策だったのかこのバンドのオリジナリティになってますね。

他にもいい曲沢山あります。”Fair”って曲が1番好きですね。聴いてみて欲しい。

How deep is your love

ビージーズの名曲。邦題は

“愛はきらめきの中に”これも名邦題ですね。

この曲も未練たらたらの男心を歌っていますがこの恋人たちは周りの人たちの反対や環境のせいで破局したみたいですね。

コーラスが美しい。3兄弟でしたっけ?

この曲サタデーナイトフィーバーのサントラですが、他の映画にも使われています。

イギリスが舞台のゾンビ映画、ショーンオブザデッドで主人公が失恋で落ち込むなかパブの中でこの曲が流れて余計落ち込むシーン好き。

日本人には、サタデーナイトフィーバーの人気と美しいハーモニーで有名になったけど、英語圏の人には、歌詞が相当刺さるようです。

ちなみにショーンオブザデッド面白いよ。

ゾンビ映画苦手な人も観て欲しい。クィーンのDont stop me nowが流れるとこ最高。

眠れぬ夜

オフコースの曲。この曲、女性の方に原因があって男が振ったかたち。金色夜叉の様相。

ただ男の方もワンチャンあるかもと期待してるとこが情けない。

愛のない毎日は、自由な毎日

と開放感に浸ってましたが、雨が降ると思い出してメソメソしています。

曲の展開も秀逸で(←エラそーに)昔の彼女を思い出して落ち込む男心がループされます。

小田和正さん。完璧主義なイメージを勝手に持っているんですけど、恋愛観もシビアな方な気がします。

“さよなら”や”愛を止めないで”で歌われる愛は覚悟が必要な愛。正座して聴きましょう。

I’m not in love

10ccの代表曲。この曲を失恋の歌ととるかは、異論もあるでしょうが紹介。

恋なんかしてないよ

自分に好意を持つ女性を突き放すような歌。

これちょっと解釈の仕方でどっちにもとれるらしい。

つまり言葉にすると嘘くさくなるので男が強がってる様と捉えることもできる。

全体的に暗い雰囲気とネガティブな歌詞で失恋の歌に聴こえるんでしょうか?

女性の囁き声で be quiet big boys don’t cry と繰り返されます。これは、母親目線の言葉ですよね?

いやまてよ彼女目線の言葉???

この歌どちらかの生死が疑われるような気がします。死んでしまった恋人に向けた思い、もしくは、死んだ自分をもう忘れて新しい恋に生きろと言ってるのかも。

だとすると主人のいなくなった部屋に恋人の写真がまだ飾ってあるのは、切なすぎる。

これは、あくまで僕の解釈。みなさんの意見も聞かせて欲しい。

冷たい雨

ユーミン作詞 作曲。元々ばんばひろふみの”いちご白書をもう一度”のB面収録曲だったとか。

ハイファイセットのカバーが好きですね。

この曲も女性のほうに非がありますが等の女性目線なのが凄いとゆうか重いとゆうか。

部屋に戻ってドアを開けたら、
    あなたの靴と誰かの赤い靴。

これ修羅場ってやつですね。男の方は、悪びれるそぶりもないので、女性の方は相当なミスを犯しているはず。それはきっと…

この曲、男の自分が聴いても女性目線で聴けるのは、ユーミンの凄いとこでは?

あと赤い靴の女性も気になります。多分歌の主人公とは、正反対の派手なイメージ。

なおかつ器量のある方なのでしょう。赤い靴はハイヒールですねきっと。不器用な私は、不器用な故愛を信じすぎた。

ユーミンの詩は、映像がパッと浮かんでくるのが凄い。言葉の選び方と目線の動きで情景が浮かんできます。

珈琲

クリンゴンのアルバムCosmosに収録。

結構ヒットしたと思うんですがご存知ですか?

これは、振った男の身勝手なエゴが歌われています。喫茶店での別れの風景が描かれて恋愛を苦い珈琲に例えています。

三行半を突きつけて立ち去る男性。怒りさえ漂わせています。彼女何したん?

店を出てからも冷静に自分を見つめています。失恋や破局は、相手の束縛からの解放でもあるのでリスタートとして捉えることもできます。

清々しい反面、やっぱりさみしい。

この曲とは、正反対の恋愛の始まりを予感させる曲のタイトルが”紅茶”なのは、センスあるねえ。つまりレモンティー。甘く酸っぱいんですね。

カメレオンガール

最後はこの曲。キリンジの失恋ナンバー。

この曲が1番こたえる。散々貢いだ間抜けな男の悲哀が歌われます。

変拍子の曲。よくわからん。ちょっと気持ち悪いんだけどずっと聴いてると慣れます。

カメレオンぽいし、デートをすっぽかされる感じも表現されてるような気がします。

余談ですが、プログレとかの変拍子の曲は、何十回も聴いて頭の中で曲の展開を再現できるくらいになると乗れますよ。

さてこの曲、”女心と秋の空'” なんて昔からいいますが、追いかけられると逃げたくなるのは女の習性。恋愛は駆け引きで勝ち取るものなのです。知ってた?

年齢差がある恋愛だったんじゃないかな?
女性の方が男性よりかなり若いように思うんだけど。

プレゼントの内容も男が必死でご機嫌を伺ってる様が浮かんできます。

ただね、この女性悪い人じゃないんだよね。
未熟で粗暴で天真爛漫な人ですよきっと。

おっさんがんばったけど負け。もう逃してあげなよと言ってあげたい。

まとめ

男(女)もつらいよ。