JAZZのはなし

JAZZのはなし

壱ノ盆の菅野よう子さんの記事でtankがカッコよかったので今回は、しゅのぼんたちが聴いているJAZZのはなし。

Live evil

マイルスデイビスのアルバム。

不謹慎にも電化マイルスから聴き始めました。

これは、ジャケ買いだったかな?大当たりでした。JAZZは敷居が高いと思われがちですが、聴いて心地よかったらそれでいいんだと思います。

深く考えず身を委ねる。そんな聴き方でいい。

Gemini

3曲目Gemini エレキギターとトランペットの掛け合い。わけがわからんけどなんかカッコいい。ギターは、ジョン・マクラフリン。

このころのマイルスは、ジミヘン意識してたと思います。ジミが演奏前にバンド名を適当な思いつきで言って”まあ名前なんてどうでもいいだろ”みたいなこというじゃないですか。

マイルスもどっかのフェスで似たようなこと言ってて、あっこれトランペット版のジミヘンなんだと妙に納得しました。

トランペットだってエレキギターに負けないぞ。そんな気概があったのかも。

What I Say

4曲目 What I Say キースジャレットのエレクトリックピアノが心地よい曲。このころまだ駆け出しで無理くりバンドに誘われたとか。

ちょっとヤケクソ気味な感じだけどカッコいい。ドラムソロは長杉。ただメインテーマに帰ってくるとこで効いてきます。

で、忘れたころに

プピーってマイルスのトランペットが邪魔します。もとい入ってきます。

マイルスは、

俺と一緒に演った奴で1番スゲーのはキースジャレットだぜ

とか言ったらしいけどずるいですよね。

ここでちょっといい話

日本人のカメラマンがマイルスの自宅を訪れた際、取材中フィルムを切らしたため近所のカメラ店までフィルムを買いに席を外したそうです。ニューヨークだったかな?

フィルムを買い店を出ると雨が降っていました。弱ったなあ、でもJAZZの帝王を待たすわけにもいかないし、などと考えていると

向こうからマイルスが傘をさしてこちらに向かってくるのです。店の前まできて持ってきたもう一本の傘をカメラマンに渡してこう言ったそうです。

雨に濡れて風邪でもひかれて訴えられでもしたらかなわないからなあ。

悪魔のような人相なのに人たらしなマイルス

ずるいですよね。

Live ってあるけどオーディエンスの歓声とかほとんど入ってない。ちょろっと拍手が聞き取れるとこがある程度。

みんなポカーンとしてたのかな?ただJAZZのオーディエンスは、行儀が良くてこんな感じですね。

もちろんRound about midnightやSo Whatも好きですよ。タワレコとかで安くなってるのでマイルスの棚までいって目をつむって”えいやっ”てつかんだやつをとりあえず聴いてみてください。

Vince Guaraldi Torio

A Boy Named Charie Brown

アニメのスヌーピーのアルバム。1番有名なのは、やはりLinus & Lucy 名曲です!

ライナスは、いつも毛布をもってる男の子でルーシーはそのお姉さん。吹き替え版のルーシーは、うつみ宮土理さん。ぴったりでした。

曲のタイトルがスヌーピーにちなんだものになってるのでオファーがあってから作られたようです。

この人のピアノってアタックが強く全体的にスタッカートで演奏されてて、それがちょっとシニカルなスヌーピーの登場人物たちに合っています。

件のLinus&Lucy、ピーナッツのキャラクターたちがトコトコ歩いてる姿が浮かんでくるようです。

Fly To The Moonもボーナストラックで入ってます。

イントロこそしっとりしたムードではじまりますが跳ねた感じのアッパーなアレンジになっててカッコいい。

いいアルバムです。聴いてみて下さい。

Bass On Top

ポール・チェンバースのアルバム。

ウッドベースの音が堪能できるアルバムです。

ブリブリした音の合間、フレットボードに当たったギシィッって音がカッコいい。

ウッドベースのメソッド全くわからんけど所謂チョッパー奏法みたいな感じなのかな?

Dear Old Stockholm

ベースは、控えめな曲だけど4曲目

Dear Old Stockholmが好きですね。

ギターの音も甘い感じのいい音色です。

Chanber Mates

7曲目のChanber Matesのベースは、弓で弾いてるのかな?ギコギコなんかしら引っ掻いて演奏しています。

ここからはしゅのぼんメンバーのお勧め紹介。

最近はまっているのはSun Raです。有名なのはSleeping Beautyですが、僕は彼のピアニストとして意外に真っ当なのがわかるGod is More Than Love Can Ever Be を推します。

紹介したいのが多くて悩みますが、自分が昔衝撃を受けたのはチック・コリアのSpainです。なんだそのリズムの取り方はってなりました。ギタリスト、特にフラメンコギターの奏者に愛されるのも納得な曲。

まとめ

So What?