クーラシェイカーのこと

クーラシェイカーのこと

ニューアルバム “ファースト・コングリゲーショナル・チャーチ・オブ・エターナル・ラヴ・アンド・フリー・ハグス”出ました。(長いタイトル)

僕の1番好きなバンドの6年ぶりの新作。ロックを聴いててなにより嬉しいのは贔屓のバンドが現役であること。

ブリットポップ華やかなりし1995年。伝説のマハラジャの名を冠したバンドが登場しました。

当時タワーレコードでCDを物色していたとき店内でヘビーローテションで流れていたのが1stアルバム収録の”303″。

心を鷲掴みにされ店員に今かかってる曲のバンド名を尋ねアルバムを購入したのでした。(インターネット黎明期 店員とのこんなやりとりはよくあった)

何はともあれファンになってから27年?このバンドとも長い付き合いになりました。まずは復活を祝おうではないですか。

クーラシェイカー

クーラシェイカーはVo Gu.クリスピアン・ミルズ B.アロンザ ベヴァン D.ポール・ウィンターハット Key.ジェイ・ダーリントン(現ハリー・ブロードベント)からなるバンド。

ビートルズや初期のディープパープルのやってたラーガロックやサイケサウンド。ブリットポップムーブメントは70年代ロックのリバイバルの一面がありました。

ボーカル クリスピアンの王子さまのようなルックスで当時はアイドルバンドのように扱われることも多かったですが演奏は本物。

初代キーボードのジェイ・ダーリントンが1番年長者でギグでキーボードの搬入を年下のクリスピアンやポールがやらされてた話好き。

音楽性は先述のラーガロックやサイケサウンドです。フォークやカントリーの影響もあってインタビューではジョニー・キャッシュの名前があがることもあります。(カントリーの大御所)

Hey Dude

1stアルバム”K”のリードトラック。ワウギターで始まるこの曲。クリスピアンのボーカルギターがカッコいい!

16ビートのバッキングなんですがファンクの精密なものではなくいい感じで力が抜けててブレイクでアンサンブルが同期するとこで効いてきます。(ベースはしんどい)

黒のストラトもブロンドに映えます。ジミヘンやリッチー・ブラックモアの影響も間違いない。

おもしろいのがボーカルライン。ちょっと詰め込みすぎのワードを抑揚を抑え語るように歌っています。

ラップのようにも聴けるこのパート。サンスクリット語の読経みたいです。このメソッドは後述の”ゴヴィンダ”や”インフィニットサン”でより顕著に。

“K-15″(K発表15周年記念エディション)では貴重なライブ音源で聴けます。ブラッシュアップ前なのか所々メロディーと歌詞が違っててファンは嬉しい。

Govinda

サマーソニック2022出演とのこと(プライマルも)。色々あって今回は見送りました。

(単独コンサートで来日したら絶対観に行くぞ)

クーラシェイカーのライブはフジロック2016で観ました。2日目のRED MARQEE。もっと大きなステージでもいいのではと思いましたがライブハウス風のステージが逆に良かった。BECKのグリーンステージを泣く泣く後にし移動。(BECKも最高のステージでした)


セットリストを参考までに。
  • Sound of Drums
  • Hurry of Sundnwn
  • Grateful When you’re Dead/Jerry Was There
  • Infinite Sun
  • Shower Your Love
  • Here Come My Demons
  • Mountain Lifter
  • Mystical Machine Gun
  • Smart Dogs
  • Tattva
  • Hush
  • Govinda
  • Hey Dude

2曲目のHurry of Sundownはホークウインドの曲です。この度サマソニ行かれる方へお節介ですがアドバイス。

Govindaを覚えていきましょう。みんなで大合唱になります。ただサンスクリット語の歌詞なので適当でオケ♪( ´θ`)

強引なジャイアン ジャイアン

業腹なジャイアン ジャイアン

(規制やらなんやら自己責任で)

クーラシェイカーをこの世に知らしめたこの曲。この時クリスピアンが

「See you soon」と一言残しバンドが一度はけるんですね。早とちりのファンがゾロゾロ会場を後にするなか僕たちはちょっとずつ前に移動。(参の人と一緒でした)

しばらくしてメンバーが再び登壇。そうDudeまだやってないじゃないか!

早とちり組が怒涛の波のようにステージに押し寄せる中揉みくちゃになりました。(頭からビールかぶったけど全然ハッピー)

そしてみんなで

Catch The Sunのコール。やっぱりこうでないと。

この時は5枚目のニューアルバムK2.0を引っさげての来日だったのでこれからの活躍を期待していたのですがフェードアウト。

たしかに毎回ヤキモキさせるバンドなんですが僕は諦めてはいなかったので彼らの活動再開のアナウンスがないか注視していました。

この度の新譜発表と来日のアナウンスは絶妙のタイミングだったと思います。各方面からのメッセージも好意的で愛されてるバンドだなあと再確認。

6年は長かったかもしれない。世の中も変わってしまった。ニューアルバムはどうだったかというと…長くなったので次回。

まとめ

クルスピアンこそクリシュナの化身。