PVの話
- 2020.09.14
- アーティスト語り
- a-ha, BiSH, PV, Radiohead, The Police, The Strokes, くるり, サイダーガール, ザ・ハイマーツ, 弐ノ盆, 映像, 音楽

プロモーションビデオ観るのが好きです。
名作もありますが?なものも多いPVの話。
MTV
学生の頃深夜にやってました。アメリカのケーブルTV。海外のアーティストのPVを流す番組。(今もやってます)
80年代は、ビデオデッキの普及でテレビの黄金期。パンク、ニューウェーブ、テクノ、のビビットな色使いも映像に向いてました。
バックトゥザ・フューチャーとかSF映画の影響とかもあってか近未来的な演出が多かった気がします。
a-haのTake on meのPVは名作ですね。
コミックの中に女の子が迷い込む演出。ダイナーの女性店員は、洋画とかでよくみかける気がする。
アニメと実写が交互に描かれて凝った作りになってます。
恋愛の歌ですが二人は、悪漢みたいなのに追われています。
ターミネーターやマックスヘッドルームで、政府や大企業にコントロールされた世界が描かれました。
監視された世界、そこからの脱出。このころよくあつかわれたテーマでした。
ちなみにMTV初OAで流れたPVは、バグルスの”ラジオスターの悲劇”だったそうです。
ビデオが殺すんですね。確信犯。
サイダーガール
PVあるあるで”カメラ目線で歩く”。これ多いですよね。最近だとサイダーガールのメランコリー。
ワンカットで女子高生が商店街を歩きまわってます。この女の子可愛い。
サイダーガール。青春時代の爽快感と儚さを
炭酸系サウンドと称して活動されてるバンド。
PVには毎回可愛いJKが登場します。これは、このバンドのコンセプトですね。(ずるいぞ)バンドメンバーは顔出しNG。
“歩いてる系”のPVでは最高傑作です。
ストロークス
水浸しになる。これも多い演出。ワインやグラスにはいった液体は大概床にこぼされます。
あとケチャップがブチューとぶちまけられたり。マニックスのStay beautifulのPVではメンバーがペンキかなにかの塗料でドロドロに。
ストロークスのYou Only Live Onceでは、最後メンバーが黒い液体に飲み込まれていきます。ちょっと怖い。
子供の時のタブーへの反動。ブラーのSong 2のPVも文字通り反動ですね。
ストロークスは、PV沢山だしてます。
Juce Boxのヤバイ感じ。Unde coverof darknessではタキシード姿のジュリアンやニックが見れますよ。
私はアルバートのファンなのよ
とゆう女子もいるかと思いますがご安心ください。彼もタキシードで決めてます。
若気の至り
PoliceやThe JamもPV沢山だしてるけど、今見ると恥ずかしいものもあります。
やはりシンクロ二サティ2。スティングカッコいいんだけどこれはないんでは。
近未来の廃墟みたいなとこで、サイバーパンク的な衣装で登場。スティングは結構ノリノリですね。アンディサマーズも廃墟のてっぺんでノリノリ。
So LonelyのPVもサイバーパンク的。ロケ地は東京かな?地下鉄を3人が歩いてるだけ。
イングリッシュマンイントキオ
スティングは、そのルックスの良さから映画にも出演。(出番少ないけど)
3人ともイケメンだね。Policeは周期的に聴きたくなる。パンクバンドのフリして現れたロックの好敵手。
ポール・ウェラー兄貴もPV沢山でてます。
スタカンのMy Ever Changing Moods。
神曲ですが、PVなぜこうなった。
歌詞は、哲学的というか反戦のメッセージにもとれます。
ミック・タルボットと自転車でレース。曲の内容とまったく関係ない。ロケは、多分イギリスのど田舎。天気も悪い。
途中からはいるモノクロ写真がシュール。
テーマが重たい分、PVは軽薄なイメージにわざともっていったのかな?
レース途中、女神の出現?に驚いて口にしたバナナを落とす演技をする兄貴。微笑ましいです。
スーパーヒーローミュージック
BISHのPV。渋谷交差点を再現したセット。武装したメンバーが軽トラに乗って登場。
アイナ・ジ・エンドのハスキーボイスにやられた人、手挙げて。
はい!
他のメンバーの声も魅力があります。
冒頭のハシヤスメが素晴らしい。モモコグミカンパニーの鼻にかかった声もいい。
このPV、ちょっと切ないのは、舞台が人間のいなくなった世界なとこ。街にいるモンスターたちは、人間の成れの果てかな?
改札口 入り口に座るサラリーマン風モンスターが不気味。彼女たちが立ち向かう相手は目に見えぬ敵。
勝利はないかもしれない。ただ諦めるな。
そんなことをいってるのかも。
ザ・ハイマーツ
GS、サイケ、ガレージ。最近若い人たちの間では、昭和歌謡がブームとか。昔の曲も手軽に聴ける環境。いいことですね。
このバンド、
ガールミーツサイケ
といった感じ。PV自体は、演奏してるとこを撮影しただけの簡単なものなんですが、モノクロにしたりエイジング加工?で古いフィルムの雰囲気を再現してあります。
ロゴの書体もサイケデリックな感じでいいですね。
衣装もお揃いのスリーピースバンド。白のSGがカッコいい!
二代目ベーシスト はるなにやられた人手挙げて。ベースラインカッコいいなあ。サイケな雰囲気、スリーピース構成でゆらゆら帝国にも通じるものもあります。
知らなかったけどカッコいい!
シーナ&ロケッツやギターウルフとも共演。
ガレージとかは、ちょっと場違いな気がして敷居が高いんだけど、このバンドは応援するしかないだろう。
惜しむらくは、PVでもうちょっとはるな嬢を映してほしかった。
くるり
くるりもいっぱいPVだしてますね。ばらの花、ハイウェイ、ワンダーフォーゲル。この頃の空気感。懐かしい。
PVで1番好きなのは、How To Go。
中華テーブルを前に座った3人。この頃は逹身さんがいます。フライングVをもった侍。
クリストファーや逹身さんがいたころのくるりが好きだったなあ。
このPV、倍速再生されてるんですがメンバー3人だけ、ゆっくり動いて撮影してるので周りの人たちが速く動いてるみたいになってます。
醤油差しが正面にくるようにターンテーブルを回すとこ好き。
Radio head
もう一つ好きなPVを紹介したい。レディへのカルマポリス。
深夜車のヘッドライトに照らされ追っかけ回されるおじさん。いったい何があったん?
曲の暗い雰囲気と相まってこの映像怖杉。
最後は、おじさんの逆襲。車を燃やしてしまいます。
後部座席には歌うトム・ヨーク。車内の赤い内装も不気味。
燃えさかる車内カメラがパンして戻るとそこにはもういません。
悪趣味に感じる方もいるかもしれないけど間違いなく傑作ですね。トム・ヨークの偏屈な人柄も垣間見えたような。そんな気がします。
まとめ
スリラーが一番。