バイキングのはなし

バイキングのはなし

小さなバイキングビッケ。うっかりして観に行けなかった。ケルト神話やアーサー王物語、バイキングの世界に憧れます。バイキングやドラゴンの話。

小さなバイキング

ヴィンランドサガやヒックとドラゴン。北欧ブームきてるような気がします。

小さなバイキングは、スウェーデンの作家ルーネル・ヨンソン作の児童文学。

フジテレビのアニメの方で覚えています。幼少期のわたくし、ぼんやりみてたのか主人公ビッケをずっと女の子と思ってました。

ビッケも世界名作劇場だったっけ?

カルピス劇場かハウス名作劇場かで歳がばれますが日曜日の19時半からやってたシリーズ。

シガーロスの話でもやりましたが今一度北欧の地理を確認してみましょう。 

ヴァイキング

海賊のイメージで語られることが多いですがこれは誤ったイメージ。略奪や侵略は稀でバルト海沿岸に住む漁民や農民。航海の目的も交易にあったとされています。

日本で北欧三国にいいイメージがあるのは、ABBAや(二つ目のBを左右反転したい)カーディガンズの人気。北欧家具やエコロジーなものの考え方。

行ったこともないのに世界名作劇場でイメージが出来上がって勝手に憧れてしまいました。

ただ向こうの人は日本がどこにあるかもわかってないです。

ツェッペリンの移民の歌もヴァイキングを想起させます。これも原始への憧れでイギリス人の心象風景にあるんじゃないでしょうか。

僕のヴァイキング像は角みたいなコップでエールを飲んでいるイメージ。置けなくて不便そうって思ってました。

ビッケ

小さなバイキングは、ステレオタイプなヴァイキング像で描かれています。

角の付いた鉄兜。鋳物の剣や盾。ビッケはバイキング族の子供。非力な子供がトンチをきかせて問題を解決。そんな話だったような。 

デザインが良いですよね。フィギュアブームのおかげで昔のアニメのキャラクターも商品化されるようになっていいことです。

ムーミンやリサ・ラーソンのフィギュアがガチャガチャで簡単に手に入ります。リサ・ラーソンもスウェーデンの陶芸家の方。もう90歳近いのかな。

ビッケのフィギュアガチャででないかなあ。

メディコムからでてた船のやつ。ビッケ、ハルバル父さんとチッチ。値段めちゃくちゃ高騰しとる。はぐぅ。(吐血)

2020年にCGアニメが上映。

こんなのワシの好きなビッケじゃない!

とおっしゃるのはわからないでもない。

ネットで予告編観てみたけど悪くなさそうですよ。これで昔のビッケのフィギュアが作られるきっかけになればいいじゃないですか。

ドラゴン

ヒックとドラゴン。イギリスの児童文学が原作。クレシッダ・コーウェル作。

これもバイキングの世界が舞台。Eテレでテレビシリーズはじまったみたい。

日本ではあまり流行らなかったような気がしますがどうなの?

ドラゴンはヴァイキングの船の衝角に彫刻されていたり炎を吐くイメージは火山を連想させたり北欧のイメージでは欠かせないキャラクター。

個性的なドラゴンたちが登場します。ナイトフューリー。爬虫類より猫みたいな感じですね。ドラゴンのデザインは大体、恐竜のような爬虫類に蝙蝠の翼で描かれ続けています。

いいかげん新しいイメージの刷新があってもいいと思うんですがヒックとドラゴンに登場するドラゴンたちは普遍的なデザインではありますが魅力的です。

ナイトフューリーのトゥースはヒックに捕らえられる際、尾羽の一部を失います。

欠損した尾羽の補助具が差し色になって漆黒に映えます。このアイデアは現代的でこの物語のテーマでもあります。

ドラゴン退治の話になぜ心惹かれるのか?
(ヒックとドラゴンでは後に共生)

竜を河川の氾濫のイメージとする学者もいてヤマタノオロチは製鉄の盛んだった出雲の風土のイメージが反映されているのだとか。

北欧のドラゴンは、火山のイメージがあると思います。毒蛇(キリスト教圏では大体悪)と炎のイメージの複合が生んだ生き物。

ドラゴン退治のご褒美は金銀財宝や名剣、美しい妃。ただ欲に目が眩んだ勇者は一発で炭化します。

スウェーデンのお国柄

スウェーデンは王立で国防意識の高いお国柄。冷戦時はソ連を仮想敵国としていたといいます。

国全体を要塞とし有事の際、森の中にある基地から高速道路を代替滑走路として使用するようになっていました。

サーブ35ドラケンはダブルデルタ翼の戦闘機。ホーク1号の元ネタ。国防がメインとなるので(先手がない)国の大半を占める森林に溶け込むウッドカモで迷彩。

他国にも輸出していてフォトジェニックなスペシャルカラーが沢山あります。

フィンランド空軍のカジキのマーキングの黄色いやつが1番好きです。

国防の要がドラケン(ドラゴン)国全体が要塞。これもヴァイキングの末裔の気質なのかもしれませんね。

後継機のサーブ37ビゲンは稲妻の意味。

雷神ソーのイメージかな。そしてサーブ39グリペン。日本の次期主力機、密かにに欧州機を期待してたんですがそおもいかんよね。

護衛艦いずも かが からの離発着を想定してるんならしょうがない。

サーブは車も作ってました。
“名車再生クラシックカーディーラー”でサーブ96のレストアやってて心を奪われました。いい車ですね。モンテカルロラリーでも優勝しています。

ボルボもいいですね。近所で赤の240を大事に乗ってる人がいてたまに見かけるんですが綺麗な車ですね。上手い例えじゃないけど高級な洋菓子みたいです。

アニメや音楽で勝手に身近に感じていた寒い国。ムーミンやLEGOの話はまた。

まとめ

ギッチョンパ