ゾンビの話

ゾンビの話

ゾンビ好きですか?

映画やゲームで大人気。
ゾンビには一家言ありなんて人近くにいませんか?

ゾンビの話。

Dawn of the  Dead

所謂ゾンビ映画の元祖。ジョージ・A・ロメロ監督。

モノクロの”ナイト・オブ・ザ・リビングデッド”が最初にあって、その後”ゾンビ” Dawn of the  Deadで今のゾンビ映画のプロットが完成し今に続いていきます。

ゾンビに溢れた街(説明ほぼなし)。
ショッピングモールに立てこもるSWAT隊員達。まわりはゾンビだらけ。

ただこの生活が悪くない。水も食料も不自由しないし銃砲店もあり武器も沢山あります。

ゾンビは馬鹿で力も弱いので出入口だけしっかり固めておけば何年かは持ち堪えられそう。

ゾンビ映画の醍醐味は、ゾンビ禍におけるサバイバルのシミュレーションにあります。

しかし楽しいサバイバル生活も暴走族の乱入でお終い。特殊メイクのトム・サビーニがマチェーテ(鉈)でゾンビを切りつけつるシーンは、マニアの間で語り草になっています。

BGMはイタリアのプログレバンド ゴブリン。サスペリアのサントラもこのバンド。

サスペリアはリメイクされてそのサントラはレディオヘッドのトム・ヨークがやってます。聴くオカルト映画といった感じで最低な気分が堪能できます。(←褒め)

Dawn of the Deadはゾンビ入門用としておススメです。観てほしい。

バタリアン

ゾンビ映画は内容ぼぼ同じです。
(サンゲリラとゾンゲリラは、邦題似てるけどちょっと違う。)

なので描かれるべきは、舞台と登場人物。バタリアンで面白いのは、今まで無個性だったゾンビに個性を与えたことです。

ゾンビは着ている衣服で生前?のパーソナリティがわかりますが喋ったのはバタリアンが最初では。

捕獲したゾンビ(オバンバ)になぜ人間を食べるのか問うと…

死が痛みでありそれを和らげるには人間の脳を喰うことだと言ってます。

カメラワークも凝ってて解剖台の上でカタカタ動く脊椎が気持ち悪い。

葬儀屋アーニーの吹替 富田耕生さんの名演が光ります。

ダン・オバノン監督。コメディタッチの本作面白いよ。

プラネットテラー

昔は映画館が入れ替え制じゃなくて一日中いても怒られませんでした。

だいたい2本立てで上映され、オールナイト上映もよくありました。

館内はちょっとカビ臭い。ロビーは、赤を基調とした内装。(オスカーとかのレッドカーペットのイメージかな?)

エクスプロイテーションムービー、グラインドハウスムービー、B級、モンド映画。プラネットテラーはそんな時代のリスペクト。

監督 ロバート・ロドリゲス。

地方によって上映方法が異なりますが、クエンティンタランティーノ監督のデスプルーフと二本立てでした。

B級映画愛に満ちた最高の映画です。

使い回されたフィルムの傷や色褪せを再現。幕間に流れる”ありもしない映画”の予告編!
(マチェーテはスピンオフ!トニーダレホの当たり役に)

プラネットテラーの1番の魅力は、チェリー役

ローズ・マッゴーワンDEATH!!

ゾンビに襲われ奪われた右脚の代わりににマシンガンを装着。

軍に囚われて襲われるシーン。
タランティーノ扮する変ッ態野郎の目に椅子で作った義足がグサリ。サンゲリラのオマージュ。(この後M4を装着)

美女とホラーの取り合わせは間違いない。
ガーターベルトに注射器のホルスター。

麻酔医ダコタ役のマーリー・シェルトンもカッコいい。マスカラが落ちてパンダ目。

お約束のトム・サビーニや軍の中尉役でブルース・ウィルスも出演 豪華。

劇中カーラジオからジャングルジュリアの訃報が流れるのにファンはニヤリ。

デスプルーフの話はまたの機会に。

ゾンビ日記 

押井守 著

ゾンビ禍の中、主人公”俺”がゾンビを狙撃することを日課とする日常が死生観とともに語られます。

ディストピア願望全開。東京を戦闘ヘリで壊滅させた後はハンティングを楽しもう。

ゾンビを狙撃するのはあくまで日課、サバイバル生活とゆうより自分以外誰もいない都会でのストイックなルーティーン。

生前の人生に敬意を払い狙うのは正面からのみ。こだわりがあります。

スナイパーの所作は、儀式みたいなもので男だったら誰にでもある美学。

ガスガンにダミーカート装填するだけで気分はもう戦争。(なんか続編が出たらしい)

作品内で食事のシーンがよくあります。
狙撃ポイントに出勤するのに弁当持参。

白米の上にメンマを敷き詰め海苔を乗せた簡単なもの。

実際やってみた。メンマは白いやつ、味付け海苔でやってみたけどいまいちでした。

ビーフシチュー汁かけご飯は間違いない。

その他おすすめ

映画ではショーンオブザデッド、ブレインデッド、ドーンオブザデッド、ゲームでは、バイオハザード5が好きかな。

スティーブンキングの短編”自宅出産”もゾンビものですね。文春文庫”いかしたバンドのいる街で”に収録されてます。

まとめ

ゾンビは癒しです。妄想のサバイバルを満喫しましょう。