2022アワード

2022年どうてした?唐突に私事の今年なんでもベスト10アワードを開催します。こおゆうの毎年やったらいいんですが今思いつきました。それでは発表します。
10位 千値練 輝煌帝烈火
千値練さんのサムライトルーパーのフィギュア。僕の世代をターゲットにハイクオリティな完成品フィギュアを出してくださるメーカー。
ものが増えないように心がけているんですが物欲に逆らえずに購入。ダメ人間です。
80年代中頃アーマー脱着式のフィギュアが流行しました。聖闘士星矢の人気にあやかり天空戦記シュラト、超音戦士ボーグマン、スパイラルゾーン、コンバットジョーなど男子向け着せ替えフィギュア百花繚乱の時代。
サムライトルーパーもその一つでタイトル通り鎧武者をモチーフにしたアニメ。サンライズのアニメですがジャンプマナーでスゴイ五人が活躍します。
この度のフィギュアはサムライトルーパーファンの僕には満を持しての発売。ありがとう千値練さん。
輝煌帝烈火(入力が超絶めんどい!)は烈火のパワーアップバージョンで最強の鎧擬亜。フィギュアの方は塩山先生のシャープな表情より若干柔和ですがこれはこれで良い印象です。
烈火と武器や顔パーツの互換性があるとのことで烈火も欲しくなりました。助けてくれ~。
9位 おいしい給食
2019年からのテレビシリーズ。2022年 “劇場版 おいしい給食卒業”で完結。市原隼人の当たり役、甘利田先生と神野君の給食うまそげバトルもこれでおしまい。
アイデア、ロケーション、キャスティング、時代背景どれも素晴らしいドラマでした。
市原隼人さんは今までコワモテの役が多かったですが実直で変わり者の甘利田先生をキュートに好演。
80年代を舞台にしたのも大正解です。SNSやスマートフォンは現代劇だとどうしてもフックになり時にはノイズに感じることもあります。
甘利田先生は時代錯誤な教師ですがこの頃の先生達はちょっと怖い存在でした。
給食愛でハイテンションの甘利田先生のオーバーアクションはモノクロームで先生と神野君の間にある二人だけの世界。高度な演出です。
勝ち誇った時の神野君のドヤ顔もかわいい。いいドラマです。観てみて欲しい。
ヘヤッ!ハァ!(市原隼人さんの真似)
8位 アルフレッド・A・ミドルトン
誰やねん?わかっています。自分も最近知りました。よく閲覧するサイトで見つけた記事でUMAファンはザワザワしています。
ビクトリア朝時代の探検家で氏が残したとされる写真が何点か見ることができます。
これがよう出来とる。
コナンドイルのアシスタントがコレクションしていたとゆう古い写真(のように見える画像)。このへんも眉唾。
奇妙な形の住居やUFOのような物体が写っていて複数のサイトに転載されています。
これらの写真は魅惑的かつ芸術的でもありそこが悩ましい。個人的にはこれらの画像は所謂クリーピーパスタだと思っているんですがワンチャンあるかもと期待してるとこもあります。見てみて欲しい。
7位 王立宇宙軍
最近の記事から。80年代のハイクオリティなアニメ映画。リバイバル上映でその魅力を再確認しました。
今のアニメは異世界の構築がテンプレートで量産されてアイデアやテーマに重きが置かれているものが多い気がします。(もちろん良作も多いです)
王立宇宙軍では美は細に宿ると言いますが細かなディテールの積み重ねが美しい異世界を鮮やかに映し出しています。
大きなスクリーンで再び観れたのは良かった。当時同時上映だった時空の旅人もまた観てみたいです。
6位 あのちゃん
令和の戸川純、あのちゃん大活躍ですね。今年の初めにオールナイトニッポンZEROでゲストパーソナリティをつとめてらしてこれがめちゃくちゃ面白かった。
お喋りも上手く楽しく拝聴しました。ギリギリのネタもありましたがあのちゃんのキャラクターもあって成立。(多分)
好評だったとかで今年3回も放送。レギュラーパーソナリティの道もありそうですがあまり無理せず半年に一度のペースぐらいがちょうどいいと思います。
放送聞かれた方はご存知かと思いますが
葉加瀬太郎と太川陽介が気の毒
他にもひろゆきの旅行のやつの裏話も聞けて面白かった。
あのちゃんの歯に衣着せぬ物言いは本心だと思うのですが頭の良い子で小賢しい奴らよりよっぽど清々しい。
チェーンソーマンのEDも今年滑り込みセーフ。曲は相対性理論の人ですね。
番組最後の弾き語りですべてチャラにしてしまうのは大人の入れ知恵かもしれないけどずるいなあ。
5位 犬王
キャラクターデザインが松本大洋ってところで個人的には満足していました。
ほとぼりの冷めた今振り返ってみて納得することも多く楽しむコツが必要な作品でもあったと思います。
ミュージカルでは当たり前のチューニングで犬王や友魚のパフォーマンスがわかりやすいロックオペラになっていることに評価の是非がわかれます。
実は映画館で観たとき最初乗れなかったんですがすぐに切り換えることができて”腕塚”のくだりではイェーイってなりました。
わかりやすい表現は逆に稚拙と捉えられたりしますがこの映画の場合はアブちゃんの圧巻の歌唱力と犬王のダンスパフォーマンスが全て。
アブちゃんと森山未來のキャスティングはアニメと現実がクロスオーバーする仕掛けになっています。
犬王が友魚を見つけるのが現代なのは今を生きる演者のパフォーマンスと同期しています。
今こそ名乗れ!
友魚の叫びが600年越しに届く瞬間に立ち会えて良かった。そんなことを思いました。
4位 ジョンフルさん
レッチリにジョンフルシアンテが復帰。ところで今年もう一枚アルバム出してたのみなさん知ってた?
“Return of the Dream Canteen”
彼らが影響を受けたであろうスライやジミヘンのリスペクトを感じるアルバム。
後追いで好きになったので偉そうなことは書けないですがこの人は近代エレキギターのプレイスタイルに大きな影響を与えていると思います。
切れのあるカッティングやジミヘンぽいオブリガート。音圧のあるクリーントーン。BOSSのDS2もジョンフルサウンドを目指す人は必携です。
ラップロックのカッティングはパンキッシュな楽曲で独自の音を作り出していて
トムモレロのギターはアウトプットのためだけのインターフェースに特化。ビースティのサボタージュなんかでは打楽器として扱われ独自のメソッド。
エレキギターの尊厳危うしといったところですがこのアティチュードがカッコいい。
レッチリの場合はストラトのクリーントーンでレイジやビースティよりロック寄りのサウンドとなっています。
Black SummerのソロはDS2が効いてると思うんですがたしかチャンネルが二つあるんですよねこのエフェクター?
ブーストがかかったノイズがブリブリしてカッコいい。グリムスパンキーの亀本寛貴さんのギターもブリブリで多分同じエフェクトがかけてありそう。
ディストーションいいイメージなかったけどちょっと欲しくなりました。
3位 シン・ウルトラマン
この映画もチューニングが合わないと乗れない映画ですね。ネット界隈では賛否分かれてレビューが上がっています。
否定的な意見もわからんでもないなと思いましたがそれを上回る感動があったのは昭和おじさんのひいき目ではありません。
なによりウルトラマンのデザインの素晴らしさを再認識できたしそおゆう撮り方の映画だったと思います。
オタクのなぐさみものという意見もありましたが庵野さんの作品は大体そうともいえるので的外れ。
斎藤工のキャスティングは天パ繋がりで庵野秀明自ら演じた帰ってきたウルトラマンのセルフオマージュ。(個人の意見デス)
メガホンを盟友樋口真嗣監督に任せ1番楽しめたのは庵野さんだったのかも。
ウルトラマンの声は庵野さんがあてれば良かったのでは?
2位 サマータイムマシーンブルース
今年もアニメが豊作の一年でした。リバイバル上映やリブート、ルパンZEROも昔のトムス・エンタテインメントの雰囲気で良さそうです。(未見)
サマータイムマシーンブルースで描かれるタイプリープは平成への回帰でついこないだと軽んじているとあっという間にくたばるぞ。
参の人(当ブログ第三の男)もお気に入りのSFアニメ。ミニマルな作画と意外としっかり作ってあるタイムパラドックス。
昨今のエンタメで過去を描くことが多くなっていますが四畳半シリーズの世界観はどの時代であっても不変的。
犬王も京都が舞台のアニメでしたがやはり画になる街で美しい。整然とした古都のグリッドと無限に繋がる四畳半。
今作では時間軸にも広がりをみせリアルワールドとの架け橋になっています。(タイムマシーンを作った未来人?の正体を知るとわかります)
このシリーズは大切に続けてほしいと願うのでした。
1位 Kula Shaker
1位は文句なしでこのバンドの復活です。
ニューアルバムも良かったしサマソニにも来てくれました。
クリスピアンもいい歳のとりかたしていてカッコいいですなあ。
ペイブメントの歌詞じゃないけど新しいバンドは毎日でてきます。でもこのバンドとBECKは僕の中でスペシャルな存在であり続けるのは変わらないと思う。
クリスピアンやレッチリのアンソニーのインタビューをみるとここ数年の世界のあり方に不満や怒りが鬱積していたことがわかります。
誰しもそうともいえますがロックバンドとしての領分をわきまえたクロスカウンターが痛快。
以上今年のベスト10でした。みなさんのベスト10も教えて欲しい。
まとめ
まだ終わりじゃないし始まりでもない。
プラズマは注入されたでしょうか?