The d.e.pの話

The d.e.pの話

自分で見つけたバンドが売れると嬉しい反面、”売れちまったかぁ”とすこしさみしい気持ちになります。

逆に贔屓のバンドが全然売れないと世の中が間違ってるのか自分が間違ってるのかわからなくなって死にたくなります。

埋もれていったいいバンドを紹介。

The d.e.p

“doggie eels project”

うなぎいぬプロジェクト。

このバンドが出てきたとき、音楽業界に嵐が吹き荒れると一人ソワソワしてましたが、そよ風すら吹きませんでした。でもすごいメンバーなんです!

  • vo ビビアン・スー
  • gu 佐久間正英
  • gu 土屋昌巳
  • dr 屋敷豪太
  • ba ミック・カーン

最初ビビアン・スーのソロプロジェクトだったのをプロデューサーの佐久間さんが冗談半分ですごい人たちに声をかけたらあっさりOKがでてこのメンバーになりました。

Mr noproblem

デビューシングル。

演奏もすごいですが何がいいってビビアンの声ですよ。すこし鼻にかかった声で流暢な英語と中国語と日本語で歌われます。

この頃、女性ボーカルのバンドが多くてクランベリーズやAce of baseなんかいました。ロクセットもそうかな。

勝手な主観ですが20年くらいのサイクルでスウェーデンのバンドでバズるやつでてきますね。

佐久間さんベーシストのイメージがあったんですけど所謂マルチプレイヤー。なんでもできる人みたいです。

四人囃子では、キーボード担当してたんでしたっけ?The d.e.pのベーシストは、ミック・カーン、ジャパンの人。

フリーキーなベースラインがカッコいいなあ。ブレイク後のちょっとしつこいスライドも人柄が出てていい感じ。

昨今流行りのチョッパーベース(スラップって言わないと怒られる?)は、食傷気味。

ギターは二本。比較的自由にやってるのは、多分 土屋さん。この人がステージにいるときらびやかになりますね。

わたくしリードギターとサイドギターの役割がよくわかってないんですが、d.e.pでは、差別化されてない感じがします。

アーミングでグニャグニャやってます。

下手くそがやったら嫌味になるアーミング奏法。お二人ともセンスが抜群です。

ビビアンの声もあって、全体的にフニャフニャした感じなのにまとまってるのは、やっぱりドラムですよね。

屋敷豪太さん。凄い人です。プラスチックスやシンプリーレッドでドラムやってたらしい。

テクノバンドのドラマーってすごいと思います。無機質で無個性。正確なリズムキープを求められ、ミスヒットは許されない。

ニューロマンティックな雰囲気のこの曲で屋敷さんのドラムは、バンドの文字通り心臓部で正確なビートが他のパートを引き立てています。

地球的病気

唯一のアルバム。打ち込みが多用されテクノポップ色が強いです。

一曲目 What is the question バトルスみたい。生理的に気持ちいいビートが続きます。ずっと聴いていたいのに二分ほどで終了。

バンドの決意表明みたいなところもあるのかな?What is the question でもおかまいなし。

二曲目 良薬苦口 ビビアンに慰めてもらえてドキドキします。ビビアンの声もあるけど日本語って美しいなと思います。

トライリンガルが音楽と融合してすごいことしてるのに、しれっとやってる。

レゲエのRun and cryやサンバのリズムではじまる 地球のいい子。ジャンルも飛び越えて国境も飛び越える(はずでした。)

80年代に活躍した、ベテランがルックスも声も抜群のボーカルを得て最高のバンドが生まれました。

佐久間さんも自分のバンドなので結構自由に遊べたんじゃないかな?

でもそこは敏腕プロデューサー。

Mr no problemの一発録りっぽいテイクも計算されてたりして。

メンバーが海外で活躍されてる方が多くて集まるのが難しく、そのままフェードアウト。再結成も一度していますがミックさんがお亡くなりになり活動休止。

佐久間さんも死んじゃった。(涙)

活動期間も短かったこのバンド。でも本当にワクワクしたし、世界中がえらいことになると本気で思ってた。

iTunesでアルバムが配信されてます。聴いてみてほしい。

地球的病気 The d.e.p

White out

文字通りホワイトアウトしたバンド。

ブリットポップブームの真っ只中に登場した四人編成のロックバンド。ロッキンオンでもよく紹介されてました。

ドラムのスチュアートがシャイな方でよくいじられてたような記憶があります。

アルバムは2枚でてたようです。というのも、2枚目でてるの今まで知りませんでした。

ブリットポップは、どハマり世代です。

 ヒップホップやラップが流行っててロックは肩身のせまい時代がありましたがオアシスやブラーのおかげでブームになりました。

ちなみにオアシスのセカンドアルバムとブラーのパークライフの発売時期が重なりどっちが多く売れるかマスコミも煽って盛り上がりました。

ブラーの方がサードアルバムと同時にコンピレーションアルバムも出してトータルの売り上げでブラーの勝ちみたいになったんじゃなかったっけ?

僕は両方買いましたけどね。

パークライフは、名盤ですね。ガールズアンドボーイズみたいな曲は、英国で必ずでてくる。XTCのラジカルな感じが脈々と受け継がれています。

今だとフランツ•フェルディナンドとか。

 ホワイトアウトですが、第一印象は、今のストライプスみたいな若いのに達者だなあといったイメージをもちました。

ファーストアルバム Bite it。アートワークがいいですね。かじられたチョコバー。

イギリス人チョコバー大好きみたいですね。

↑ライブ版、アートワークがいいけど、音はあまりよくなかった。

このアルバム13曲もあり結構なボリューム。ちょっと軽薄なジャケットのイメージと裏腹に真面目にアイデアを出し惜しみせず出してる感じがします。

アルバムの曲数って以外と重要だと思います。ロックチューンだと一曲せいぜい二分弱。

曲数が多いと一曲に対する印象が希薄になります。(個人的な意見です。)

若さ故、頑張りすぎた。もちろんいいアルバムですよ。

ただダウナーな気分の時は、プログレやアートロックの尺の長い曲をダラダラ聴いてたいときもあるけど。

ちゃんとこのバンドを褒めなくては。一曲目 Thirty eight で心を鷲掴みされます。ギターの音すごいな。

イギリスのバンドだけどちょっとザザンロックみたいな雰囲気もあるような。

二曲目No timeもいい。ボーカル アンドリューの声が素晴らしい。コラースも美しいですね。

コーラスとアコギのアルペジオでサザンロックぽく聴こえるんですね。ヒッピーのきちゃないおっちゃんじゃなくて小綺麗なお兄ちゃんたちがやってるのがいいよね。

U Drag me ぼーっと聴いてるとノリがつかめない曲。アフタービートの曲をずっと表を追っかけて聴いて頭が変になりそうになったことありませんか?

やっぱり日本人なんですよね。最近の若い人は、どうなんでしょう?

ちゃんと聴き直してみたらいいアルバムです。曲が多過ぎとかディスってごめんなさい。

13曲目 Detroit このバンドの集大成にして最高傑作!

キモは、やっぱりアコギで跳ねた感じのストロークが気持ちいい。

このアルバムで全部出し切ったんだね。

いさぎいいです。ずっと続けてるバンドは、すごいと思う。けれど若いときのえげつないパワーや輝きは、その時にしかない。

EP版も出しててストーンズのRocks offもカバーしてます。これも最高。

すぐ解散しちゃったけど、それでいいんです。彼らの曲は、ずっと残るし色褪せることはない。

まとめ

タイミングも名曲。